社長インタビュー

ひろがりのある
未来を築く

ブロック積みから、
コツコツと積み上げた技術

戦後、私の祖父は開拓民としてこの土地にやってきました。山に生い茂った木々を抜根し、牧草地を増やして酪農の仕事を始めます。

そんな環境で生まれた父は、中学卒業後に東京へ出稼ぎに行き、
型枠大工の職人となって、鉄筋を使ったブロック積みの技術を持ち帰ります。酪農の保存飼料をつくるための円筒形の建物「サイロ」に鉄筋を入れて施工するようになると、「岡山のつくったサイロは倒れない」と評判になりました。

お寺の塀やサイロなど、地域でのご要望に次々と応えるうち、私たちがつくれるものは増えていき、「岡山ブロック」として祖父・兼次郎がはじめた会社は父・勝廣が1973年に「岡山建設」と名をあらためて再スタートを切りました。

小さな会社だった私たちがなんとか続けてこれたのは、「これをつくれませんか?」とチャンスをいただけたとき、不可能だと諦めてしまわずに、まずはできる方法を考えてきたから。

原子力施設、国家石油備蓄基地、風力発電基地など、エネルギー関連施設の集まる六ヶ所村という土地柄もあり、テトラポットの製作を始めとするあらゆる建造物に対応し得る技術を50年かけて積み上げてきました。

不可能だと諦めず

できる方法を考えた

青森県からエネルギーを。
次の世代のことを考えて、
慎重に、丁寧に

いま私たちが力を入れているのは、風力発電所の開発と建設です。
2012年、先代の一言をきっかけに風力発電所を自社で開発と施工をすることになり、5基の風力発電システムを完成しました。
東日本大震災並みの地震と、日本最大級の台風が同時にきても壊れないくらいの設計でつくられています。

自然豊かな青森県は、再生可能エネルギーから電気や水素を生み出す大きなポテンシャルを秘めています。

しかしながら、これまで開発されてきた風力発電のなかには景観を著しく損なったり、地域の方たちへの説明が不十分が原因で騒音問題などがあったりと、トラブルを起こしている例も少なくありません。

私たちには、この場所で生きていく覚悟があります。
「つくったもん勝ち」で逃げるのではなく、生活環境・自然環境を損なわないように、地域の方たちに危険のないように、次の世代のことまで考える責任があるのです。

だからこそ、地域とともに発展し、有事のときだけでなく、平時にこそ地元の誇りだと思っていただけるような会社になりたいと考えています。

私たちにはこの場所で

生きていく覚悟がある

株式会社 岡山建設

代表取締役社長
岡山信広

生年月日 1975年(昭和50年)5月30日
出身校 東京理科大学 土木工学科 大学院
経歴 1999年 不動建設(株)入社
2002年 (株)岡山建設 常務取締役就任
2012年 (株)岡山建設 代表取締役副社長就任
2019年 (株)岡山建設 代表取締役社長就任
青森風力開発(株)を設立 代表取締役社長を兼務
現在に至る